君と私の約1年間

席替え後の出来事


私はこの「星のかけら」を読んで、命の大切さ、生き方などを学びました。
この「星のかけら」は交通事故で飛び散ったフロントガラスの欠片で、これを持っているとどんなキツいことがあっても耐られるという、魔法のお守りのようなものです。
それを求めて主人公ユウキはその話をしてくれたマサヤと二人で星のかけらを探し、その星のかけらから様々なことを学んでいくお話です。
この二人は様々なことを抱え込んでる12歳の少年です。本当はそんなかけらはないとわかっていても弱い自分が嫌ででも強くなれない、一歩踏み出す勇気が欲しいと願うあまりに強く、その星のかけらを求めて探し出します。
星のかけらを見つけ、フミちゃんと出会い、生きている喜び、生きていて欲しいと願うこと、生きていることが当たり前ではないと言う事を学んでいきます。ユウキやマサヤだけでなく、周りの人達が今までの弱さ、過去から抜け出すために一歩ずつ歩み出していくようになります。
この話の中で一番印象に残ったのは「生きている人は、みんな、自分の力で歩いていかないといけない。」というフミちゃんの言葉、「死ぬっていうのはただいなくなるっていうだけじゃないの。生きられなくなっちゃうってことなの。」というフミちゃんのお母さんの言葉です。この言葉を聞いて自分の力で歩くとはどういうことだろうと考えさせられ、「自分の力で」というのは自分だけで解決をしたりすることではなく、人に頼るというのも自分の力で踏み出す一歩だと考えました。今までこんなふうに考えたことはなかったので、この言葉が強く心に残りました。
だから私も今から大きな一歩を踏み出していきます。私はいつも人の影に隠れて、嫌われることを避け、みんなに無理やり合わせて行くことが多かったです。そして、少しずつ合わなくなっていき、孤立してしまうのが今の私です。でもそれではいつまでたっても前には進めません。だから自分にも人にも嘘、偽りのない、ありのままの自分を少しずつさらけ出していきたいです。
私もいつか必ず死んでしまう。だから今生きていることをしっかり考えて生きていきたいです。
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