短編集『明日になったら死ぬほど面白いコメディ思いつくかもしれない。』
「寝て過ごす。」(3)
18時。

ガバッ

斎藤「はうあっ」


自室の、部屋で、ふとんをガバッとめくり、起き上がる斎藤。寝癖が爆発している。(彼は一人暮らしだ)


斎藤「じゅ、18時ではにゃあか………。た、たまの日曜日を………、た、たまの日曜日(につようび)を………、お、おりは、何てことを、……………、何てことを、しつまったンだ~~~~~」


そこへ、カラッカサおばけが現れました。


斎藤「どぅわぁあああ、誰やねん!」

おばけ「よくぞ聞いてくれました。カラッカサおばけと申します。名前なんか、どうでもよろしい。あなたは、後悔しておられるようだ。」

斎藤「そうなんですよ~~~~~」

おばけ「一日、寝て過ごしたことにですね。」

斎藤「そうなんですよ~~~~~」

おばけ「ご安心ください」

斎藤「お、名言を言って、僕を安心させて下さるのかい」

おばけ「人生、無駄にしましたな~」

斎藤「お前!」

おばけ「え?」

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