日照雨のひとつの傘 ーそばえのひとつのかさー
「ま、まぁ一緒に食べよ?」

「悠月優しすぎだわー。いいけど」

ニコッと笑い紗奈は2人が弁当を置くスペースを空けた。

すると3人の話になった。

「蒼太とは小中高一緒の腐れ縁みたいな感じだよ」

「家も近くてラブラブだもんね」

「調子に乗んな」

べしっと頭を軽く叩いた。

「はやみんはー…なんだっけ?」

「同じ塾だったじゃん」

「そーそー同じ塾だったの!中学が隣でね」

「すごいね!みんな繋がってるんだ」

なんだか、羨ましいな。

私の中学の頃は…。
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