「私さ南くんとは一生クラスメイトみたいな距離感でいたいんだよね」

「は?どういうこと?笑
また訳のわかんないことを言うなお前は笑」

「何をする時も南くんを意識することはほとんどなくて
時々話しかけられてラッキーな気分になるくらいがちょうどいいの

もし南くんが彼氏ってなったとしたら
今まで見せたことなかった部分も見せられるようになるとは思うけど
それ以上に今まで南くんが普通に見てた部分を私は隠すようになると思う

そうするのはこんがらがっちゃうしそうなると私は生きにくい

私にとってクラスメイトと恋人は両立し得ない存在なの」

「お前マジで面倒臭ぇな」

グッ

「ちょっ、やめ

強引に唇を重ねられる

「ごちゃごちゃ言ったってもうお前俺のもんになっちゃってんじゃん♥」

憎たらしいやら恥ずかしいやらで私はもうぐちゃぐちゃに。
南くんに骨抜きにされてしまった。
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