黒桜 〜あたしと5人の黒狼〜
突然、ドアが開いて誰かが入ってきた。
あたしは首を動かせず、足音しか聞こえない。
「…なんの騒ぎだ」
「遅っせぇ!!どこ行ってたんだよ、レイ」
レイ…?
まだ、仲間がいたなんて…。
足音が徐々に大きくなり、あたしの前で止まった。
「…おい。なんだよ、これは」
「あー、この女か?こいつは、泰雅のカノジョさんだとよ」
グイッ。
「うッ……」
赤髪に、髪を掴まれ、上に強く引っ張られる。