キミと初恋、はじめます。
──…そうだよね。
あたしの事なんて、お父さんは何も興味無いもの。
苦しいのに、何故かそれがすごく悲しくて、胸がキュッと締め付けられた。
少しずつ遠くなっていく意識の中、あたしの頭に浮かんだ1人の人物。
「ケホッ……う……コホッゴホッ……」
「シキ、吸入器…っ!」
「母さん貸して!」
あぁ……翔空に、会いたい。
今すぐに、抱きつきたい。
大好きな、キミのところに、行きたい。
そう思った矢先、あたしの意識はすぅっと途絶えた…────