先生どうでしょう

こんな事ばかり書いているが勿論楽しい時間も沢山あった。


先生は知識と教養溢れる人だったので、授業の合間の雑談は面白く為になるものばかりだった。


それともう１つ、先生の家にはピッちゃんと言うメスのパグが居た。人なつっこくて授業中にも部屋に入り込み授業を聞いていた。


ピッちゃんは先生に「あなた不細工ねぇ」と言われるように、決して可愛らしい犬ではなかったが愛嬌があり、みったくいないけどめんこい＝みったくめんこで、私は大好きだった。


私達が来る前に部屋で待っててくれたり、帰る時になったら「帰らないで」とピギピギと死にそうな声で泣いたりした。

たまに人の顔面めがけてくしゃみをし、鼻水シャワーをぶちかます不届き者だが、可愛い奴だ。


授業中に私の足の上で寝たりもする。たまに足でピッちゃんとじゃれあう事に神経を集中し過ぎて、先生の話を聞き逃し冷や汗ものだった。


テーブルを挟んで下の天国、上の地獄。

このギャップは凄まじい。