今、2つの色で


「逢坂蓮也っているじゃん、ほらあの問題児」


あたしは笑った。


「え、あの金髪の怖い感じの…?」


未亜はあたしの口から逢坂の名前が出たことに驚いているのか、ポカンとした様子であたしを見ていた。


「そう、その逢坂に昨日たまたま会って…駿と同中らしくて、とりあえずなんかよくわかんないこと色々言われて」


自分でも未だにあまり理解できていない、逢坂との会話。


いきなり現れていきなりいろいろなことを言われて。

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