今、2つの色で


「最後に一言」


あたしが止めようとしても、止まらなかった。


逢坂のその言葉に、駿は顔を上げて。


やっぱりこの2人にしか分からないような世界が、そこには広がっていた。


逢坂は一歩踏み出して駿に近づくと、その声で呟く。


「邪魔なのはお前だ楠森…全てにおいてな」


だから…そういうこと言うなって!!!


わざと喧嘩しようとでもしてるの?


っていうかなんでこんなに仲悪いのよ~…。


2人の睨み合いが終わって、逢坂は駿から離れる。


そして。


――あたしの肩を抱き寄せた。

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