今、2つの色で
あたしはボロボロの身体で、そっと立ち上がる。
そんなあたしの背中を、逢坂のくれた言葉と勇気が包んでくれている気がした。
冷えた体が、徐々に温まってきて。
小さな声で、でも強く。
「…またね、逢坂」
そう言って、笑った。
いつか、また会える日まで。
あたしは今から、描き出そうと思うよ。
あたしの色で“幸せ”を。
それはきっと、いつまでも。
逢坂にも同じように、描き出して欲しい。
あたしたちの想いは、きっと色褪せないから。
今――、2つの色で。