悪いキス

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二人部屋の寝室には既にゆりえが布団を敷いて寝ていた

もう片方に布団を敷いてくれたのはいいが
布団が膨らんできちんと敷かれてない

綺麗に布団をしようとはぐってみると
縮こまった大航がいた

「しーー…」

そう言って唇のまえで人差し指をたてる

一体なぜここに大航がいるのだろう

「たい君どうしたの?」

わたしは極力小さな声で驚いた


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