悪いキス

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「午前中発の飛行機に乗ろう」

大航の鶴のひと声で決まった

長い夏休みまだもう少しいてもいいのだが

一倫とまい子の近くにいるのはわたしたちの恋愛にとってよくないと考えたからだ

搭乗の手続きをすませて機内に乗り込む

座席につくと母胎のお腹の中にいるような心地よいクッションが旅の疲れを癒してくれる

行きと同じように大航はわたしをエスコートして窓際の席を譲ってくれた

機体は安定して離陸を成功させた


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