白衣とエプロン①恋は診療時間外に
駅へ向かう麗華先生とはお店を出てすぐに別れ、私は最寄りの停留所からバスに乗った。
バスを降りた後はいつものコンビニへ。
飲み物とお菓子を買って出てくると――。
「千佳」
「(裕也……!?)」
お店を出て少し歩いたところで、会いたくなかった人物に遭遇した。
私を待ち伏せていたのは間違いない。
こんなところで偶然なんてあり得ないもの。
「千佳、なんで電話出てくれないんだよ」
そんなこと言われても、スマホはずっと家だったし。
いや、持っていても出なかった。
「まあいいや、こうして会えたし」
私はぜんぜん会いたくなかったんだけど。
裕也は相変わらずというか、私の都合なんてお構いなしという調子だ。
「とにかくさ、話そうよ」
「私には話すことなんてないから」
「そんなこと言うなよー。俺、おまえに会いたくてここまで来たんだぜ?」
久しぶりに会った裕也は、心なしかくたびれているように見えた。
まえはお洒落に気を遣う人で、スーツをカッコよく着こなしていたのに。
今はもう、以前のスマートな彼は見る影もなかった。
「用なんてあるはずないじゃない。少なくとも私にはないから」
「頼むからさ、話聞いてくれよ」
「聞きたくない。聞かないから」
バスを降りた後はいつものコンビニへ。
飲み物とお菓子を買って出てくると――。
「千佳」
「(裕也……!?)」
お店を出て少し歩いたところで、会いたくなかった人物に遭遇した。
私を待ち伏せていたのは間違いない。
こんなところで偶然なんてあり得ないもの。
「千佳、なんで電話出てくれないんだよ」
そんなこと言われても、スマホはずっと家だったし。
いや、持っていても出なかった。
「まあいいや、こうして会えたし」
私はぜんぜん会いたくなかったんだけど。
裕也は相変わらずというか、私の都合なんてお構いなしという調子だ。
「とにかくさ、話そうよ」
「私には話すことなんてないから」
「そんなこと言うなよー。俺、おまえに会いたくてここまで来たんだぜ?」
久しぶりに会った裕也は、心なしかくたびれているように見えた。
まえはお洒落に気を遣う人で、スーツをカッコよく着こなしていたのに。
今はもう、以前のスマートな彼は見る影もなかった。
「用なんてあるはずないじゃない。少なくとも私にはないから」
「頼むからさ、話聞いてくれよ」
「聞きたくない。聞かないから」