愛を教えてくれたのは若頭



部屋に帰れば
風間さんはじゃあね、と行ってしまった
今日はこれだけだったのかと
少し残念な気持ちにもなる

せっかく久しぶりの外出
新しい服だったのに
もう二度と着れないと思うと
もっと着ておくべきだったかと…


部屋に入って気がついたが
風間さんの上着を借りたままだ
明日にでも晃さんに返して貰おうと
寝室にあるクローゼットへと向かった


風間さんの上着を脱げば
三つ止めのボタンはなくなっており
すこし破れている


『あーあ、勿体無い』


本当に勿体無い
正直な気持ちを声に出す



「明日、買いに行けばいい」



まさか返事が返ってくるとはおもわず
そして、晃さんが寝室にいる事に驚く
晃さんを見ればベットに腰をかけていた

ワンピースを脱ごうとしていた手が止まる

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