愛を教えてくれたのは若頭


『つかれたー』


ようやく解放された足を延ばす
ソファに座り、足をデーんと延ばす
よく見るとヒールの紐の跡がクッキリ
そりゃ、疲れるよね



「よく頑張った」


そう言って私にペットボトルを渡してくれた晃さん
5人は座れるんじゃないかというソファ
私の足元に座る晃さんも疲れ顔だ


『ありがとう、晃さんもお疲れ』


ネクタイを緩め、ビールを飲む姿に
あー、いい男だと思ってしまう
いや、単純にだ


「足、マッサージしてやるか?」


『ん?いいよ、お風呂はいってマッサージチェアに座るから大丈夫だよ』


そうかと、言いながら
片手で私の足を揉んでくれた


あー…気持ちいい
今日のことを思い返すと
どっと疲れがでてきてしまう…が、


『窮屈な世界だ』


思った事を口に出した

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