世界で一番、愛してる。
里葉へ

きっと里葉のことだからこの手紙は1番最後に読むだろうな、と思った笑

どう?最後だった?笑

まぁいいや笑

里葉と出会ったのは中1に上がった4月

桜が満開だったな

え?って思っただろ?

俺、中1んときから里葉の事知ってた。

うーん…里葉は知らないと思うけど、
俺、結構外で遊んでて笑

保健室の窓から桜を眺めてる子がいたんだ。

覚えてねえ?

俺が怪我して、保健の先生いなくてさ

そんときに怪我の手当してくれたのが里葉だったんだけど…

覚えてないかな笑

そん時から俺は…

ずっと好きだった。

里葉のことが。

ひとりの女の子として好きだった。

だから、話があるって言われた時。

なんとなく嫌な予感がしたんだ

里葉は人に迷惑とか心配かけることが迷惑に思うんじゃないか?って思ってるよな

だから、留学のことも春樹さんから聞かなかったら里葉のことずっと誤解したままだったかもしんないな笑

あの後、春樹さんから電話あって、駅前のカフェにいるって言ったらすぐ行くって言ってくれて

里葉が泣いて帰ってきたこと。

俺らの顔がくらいこと。

そして里葉の留学の話のこと。

全部教えてくれた。

その時、俺はなんで最後まで信じてやれなかったんだろうって何度も悔やんだ。

だからこの手紙にすべて意を託そうって思ったんだ

なぁ。里葉

今泣いてねえか?

笑ってるか?

前向けてるか?

日本に帰ってきたら、俺は面と向かって好きって言いたい。

今すぐにでも会いたいけど…!

俺は、里葉を笑顔で行ってらっしゃいって言える自信がないから。

アメリカで挫けそうになった時。

ホームシックになりかけたとき。

この手紙をみて少しでも笑顔になれますように。

前を向けますように…。

心より願いを込めて

里葉。大好きだよ

3人変わらない笑顔で待ってるな。

また高校で会おう

悠より

手紙を読み終わった時、私は涙がボロボロだった。

そして…

搭乗のアナウンスが流れると、私前を向いた。

そして、凛と背を伸ばすと

ここの中でつぶやいた。

アメリカから帰ってきてももう3人には会わないでおこう。と…

そう固く誓い、アメリカへと旅立った

< 42 / 81 >

この作品をシェア

pagetop