世界で一番、愛してる。
家に着くまで他愛のない話をしていた。

ガチャ

「ただいま〜!」

「あ、里葉。おかえりなさい。」

「靴沢山あるけど誰かいらしてるの?」

「さー?笑」

「えー?笑私の知ってる人?」

「どうかなー?笑」

「なにそれ笑」

「ささ、入ってー!
あ、翼も」

「母さん…ここは、俺の家な。
里葉の家でもあるけど一応俺の家な笑」

「あ、そうだったわねーあはは」

「あははじゃないよ…」

「あのー…ね、ここで親子喧嘩始めないで?ね?笑お客様いらしてるんでしょう?」

「あ、そうだ。里葉行ってこーい!」

そういうと、翼は里葉を扉の中に押し入れた。

「え?えぇ!?つーくん!?」

「頑張れ〜」

「はぁ!?」

「里葉。」

そう呼ぶ優しい、懐かしい声が聞こえた。

ゆっくり後ろを振り返ると、

笑顔の顔、泣きそうだけど笑顔の顔があった。

里葉のよく知った、大好きな顔が。

「お兄ちゃん…?柊希?楓雪…?華夏…っ?」

「おう!」

「姉ちゃん久しぶり。」

「お姉ちゃん久しぶり〜!元気だったか?」

「お姉ちゃん?この方がお姉ちゃん…?」

「で、俺らは?忘れられたの?笑
だったら悲しいな〜…」

「美優…。尚央くん…。
ゆ…う…っ!」

「あ、覚えてた。」

「な笑忘れたれたかと思った笑」

「おー。里葉。泣くな笑」

「ど、ど…うして…みんな、い…るの?」

「会いたくなったから?笑」

「それ以外の理由なんてねぇだろ笑」

「確かに笑」

里葉は泣き崩れた。

里葉にゆっくり近づいたのは、悠だった

「泣くなよ、な?」

「だ、っ…て…」

「分かるけどさー…笑」

「まぁ、しょうがないよな笑里葉泣き虫だし笑」

「それ笑」

「てことで、里葉?ちょっと話があるんだけどー?」

「な、何でしょうか…?悠様…」

「私からもいいかな?」

「は、はい…何でしょう…?」

「俺もー!」

「尚央くんも!?あ、まだ怒ってらっしゃいますか…?」

「「「当たり前。」」」

「じゃあ俺らは一時避難ってことで笑」

「だなー。華夏はまだ話したいことあると思うけど笑」

「うん!笑」

「じゃーな笑また後で笑」
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