永遠dream
  泣き疲れて、私は眠りにつこうとしていた。

まぶたが重い。

けれど頭は冴えていて、とても眠れそうになかった。

いつもならとっくに寝てる時間なのに…………

すると、微かに窓が開く音がした。

え…………泥棒…………!?

しばらくして、足音がゆっくりと近づいてくる。

私の心臓が全身に重く響いた。

……レイだ…………

足音だけでわかる。

…………なんで?

私が昨日話しかけなかったから怒ってるのかな。

「……ごめんな。こうするしかないんだ。」

でも、レイの口からこぼれたのは謝罪の言葉だった。

なんで謝るの?

なにか悪いことしたの?

「サヨナラ、萌々・・・・・・」

今までで、1番優しく名前を呼ばれた。

なんで……急にそんな言葉…………

私はレイにバレないように薄く目を開く。

彼は、私の上に左手をかざしていた。

その瞬間、私はレイのしようとしていることがわかってしまった。

なんで…………なんでよ…………!

私の中にふつふつと怒りが募る。

離れなきゃいけない、そんなのわかってる!


でも、それだけは絶対許さない……!!
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