永遠dream

⑥~あたらしい幸せ~

 「萌々の母親も行けない今、残る希望はあと一つだ。」

…………?

 「俺の仲間を紹介する。」

レイの仲間のヴァンパイア…………

だったらいい人なんだろうな。

 「だが萌々、気をつけろ。あいつは重度のハンター嫌いだ。」

その一言に私の“いい人”という希望は、はやくも崩れかけていた。

 「まぁ、大丈夫だろう。あいつは、むやみに人間に危害を加えることは無いし、萌々のことも悪くは思っていないはずだ。」

「え…………私が知ってる人?」

 「あぁ、毎日会ってる。」

えぇ!?

そんなに身近にいるんだ…………

私が唖然としていると、レイが口を開く。

 「今日はもう遅い。人間は寝る時間だろ?明日紹介する。」

「うん……わかった!」

そうして自分の家に帰ってくると明日に備えて私は眠りについたのだった。
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