永遠dream

⑤~つかない嘘~

今日、レイはサミットの準備のためにいくつか行くところがあるようで、私はセオさんと2人で話をしていた。

あれ以来、セオさんに対してあの背筋が凍るような感覚はしなかった。

「電気はいいのに陽の光がダメなのはなんで?太陽の力がそうさせてるの?」

紫外線とか、他にもこう……神秘的な…………

 「太陽は俺らを拒んでいるんだ。」

「太陽が?」

 「でも…………発端は、俺らが太陽を拒んだことから始まった。」

その悲しげな笑みに私は黙って話を聞くことしかできなかった。
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