永遠dream

④~重い声~

 「初めまして、赤石 レイです。よろしくお願いします。」

教室は奇跡的に同じになり、レイはホームルームで自己紹介しているだった。

 「キャーー!レイくーん!」

レイがお辞儀をすると、教室はたちまち拍手と黄色い声で埋め尽くされる。

  休み時間になると、レイの周りはたちまち人に埋め尽くされた。

 「レイくーん彼女いるのー?」

席が近いので声が聞こえる。

  「いないよ。でも好きな人はいるかな。」

 「えー誰ー?もしかして空木さんー?」

 「あ、そういえばさっきも声かけてたよね!もしかして付き合ってたりして?」

  「違うよ、萌々は遠い親戚だよ。」

レイはそう言って女の子たちに笑いかける。

やっぱり話し方変わるんだなぁ。

レイのこの話し方は、出会った時と一緒だった。

  にしても…………

レイの好きな人って誰だろう。

ちょっと、私だったらいいなって思った。
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