歌で想いを…
思い出の喫茶店、仁との会話
2人は会場近くの駐車場に止めてあった仁の車に乗り移動した。

…車内

「…………」

「……………」

車内では、お互いに気まずいのか無言のままだった。恋は、窓の方を向きながら仁に話しかけた。

「……兄貴、車の免許取ってたんだな」

「ん?あぁ、まぁな」

「お前は、取ってないのか?」

「バイクなら取った。」

「そっか。」

「……どこ向かってんの?」

「喫茶店だよ。

昔、2人でよく行った」

「あそこ…まだ、あったんだ。」

「覚えてるか?
お前が昔、顔みただけで泣き出してた店員のこと」

「あぁ、何となく。」

「あの人が今、店長なんだよ」

「えっ?
じゃあ、あの時の店長って?」

「今は、外国にいるらしい。」

「そうなんだ。」

そんなこんなで、喫茶店に到着した。



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