保健室の先生と私。
そして、もうひとつ気になるのが。
「男子。なに上手い人同士でやってんの?春島くんも入れなさいよ。不公平でしょ。」
私の低い声に、体育館は一気に静まり返る。
「だってコイツ。下手くそで足でまといなんだもーん」
「や……辞めてください……っ。」
見下したような表情で馬鹿にしながら、春島くんの細く透き通った腕を思いっきり引っ張る男子。
「お待たせ~♪鍵借りてきた……よ?」
このとき先生の声には、不思議と気づかなかった。