南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )
珍しく電話かけてきたかと思ったら、声が聞きたかったとか言ってくるし
挙句、通話したまま寝ちゃった。
可愛い!!可愛すぎる!!!
あー、なんかカレカノっぽいじゃん。これだよこれ!こんなのを求めてたの。
瀬那の彼女である私しか知らない、出来ない、そんな事がしたかった。
「おーい、瀬那くーん」
『………スー……スー……』
寝てる瀬那を呼んでみても、すっかり夢の中のご様子で、
どんな夢見てるんだう。
私も夢で瀬那に会いたいな〜、なんてニヤニヤが止まらないのも言うまでもなく。
「瀬那…大好き。おやみなさい。」
静かに呟いたあと、
どうせ寝てるんだから、少しくらい大胆になりたい。
なんて思った私は
「──────チュッ」
受話器越しにキス。
夢の中の瀬那に届け〜〜!!
…なんちゃって。
通話終了ボタンを押すのが名残惜しくて仕方なかったけど、今日は幸せいっぱいでぐっすり眠れそう。
夢で会いに来てね、瀬那♡♡