ビター・アンド・スイート
リョウは私の身体を唇でたどっていく。
私の反応を見て、甘く執拗に舌を這わせていき、
私の感じるところを何度も繰り返し、攻めてくる。
私はリョウの背中に手を回し、声が止まらなくなる。
私の身体が、リョウを求めている。
「このまましたい。」とリョウが囁いて、私がうなずくと
奥までゆっくりつなげてきた。
深く繋がる感覚に、背中が弓なりになる。リョウは
「ハヅキはもう、俺だけのもの。」と囁いてゆっくり動き出す。
その後は、好きなように抱き合った。
見つめ合い、くちづけを繰り返し、激しく繋がりあう。
絡められる指に、名前を呼ぶ声に、見つめる瞳に、抱きしめる腕の強さに、
リョウが私を求めている事がわかる。
「こんなに好きになるなんて、
どうしたらいいのかわからくなる。」と何度もくちづけしてくる。私も
「リョウが好き。」と何度もくちづけを返す。

いつの間にお互いこんなに好きになっていたのかな。
何度求めあっても、足りないくらいだ。
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