ビター・アンド・スイート
のんびり食事をすませて、リョウに肩を抱かれて三吉屋を出る。
もう、23時を過ぎている。
「ハヅキ。」と呼ぶ声がした。
「ナオト?」と私は驚いた声を出す。
「…話したいんだ。」と少し酔っているのかな?
ガードレールに座っていたけど、フラリと立ち上がる。
「気が短いヤツだな。もう、家まで来たのか。」
とリョウが顔をしかめて、私の前に出る。
「…新しい男か。俺はハヅキに用があるんだよ。」
とゆっくり近寄ってくる。
「酔って、別れたオンナにあいにくるって、サイテーだな。」ときつい口調だ。
「酔わないと、会えないだろ。」とニコリと笑って、
「着拒するなんて、優等生のハヅキらしくねーな。って思ったら、
こんな明らかにオオカミみたいな男と一緒にいたのか。」とくすんと笑う。
「俺はオオカミは卒業してるんだ。
お前の方が隠れて、なんでも食う肉食系なんじゃねーの?」
と言って、機嫌の悪い顔を見せた。
ナオトは細身でスーツがよく似合う、子犬系の顔立ちをしている。
甘え上手で、するりと相手の懐にはいって、ニコニコとしているが
取引先には見かけによらず、大胆で根性があるってよく、言われていた。
「ハヅキに俺が浮気して、子供まで作ったって聞いたんだろうな。」
とナオトはクッと上を向いて笑う。
「聞いてねーよ。
ハヅキは自分のことしか俺に言ってない。
さっき、ヤヨイちゃんに浮気すんなって釘をさされたから、
前のオトコは浮気したんだろう。って思っただけだ。
おまけに子供か?
ハヅキが悩んでたのに何やってんだ。」とリョウは冷たい声を出した。
ナオトは店の壁に寄りかかって、
「ハヅキぃ、俺は別れたくなかったよ。」と泣き声を出した。
なんでこんなになるほど酔っ払ってるんだろう。
営業のナオトはかなりお酒に強いはずなのに。
もう、23時を過ぎている。
「ハヅキ。」と呼ぶ声がした。
「ナオト?」と私は驚いた声を出す。
「…話したいんだ。」と少し酔っているのかな?
ガードレールに座っていたけど、フラリと立ち上がる。
「気が短いヤツだな。もう、家まで来たのか。」
とリョウが顔をしかめて、私の前に出る。
「…新しい男か。俺はハヅキに用があるんだよ。」
とゆっくり近寄ってくる。
「酔って、別れたオンナにあいにくるって、サイテーだな。」ときつい口調だ。
「酔わないと、会えないだろ。」とニコリと笑って、
「着拒するなんて、優等生のハヅキらしくねーな。って思ったら、
こんな明らかにオオカミみたいな男と一緒にいたのか。」とくすんと笑う。
「俺はオオカミは卒業してるんだ。
お前の方が隠れて、なんでも食う肉食系なんじゃねーの?」
と言って、機嫌の悪い顔を見せた。
ナオトは細身でスーツがよく似合う、子犬系の顔立ちをしている。
甘え上手で、するりと相手の懐にはいって、ニコニコとしているが
取引先には見かけによらず、大胆で根性があるってよく、言われていた。
「ハヅキに俺が浮気して、子供まで作ったって聞いたんだろうな。」
とナオトはクッと上を向いて笑う。
「聞いてねーよ。
ハヅキは自分のことしか俺に言ってない。
さっき、ヤヨイちゃんに浮気すんなって釘をさされたから、
前のオトコは浮気したんだろう。って思っただけだ。
おまけに子供か?
ハヅキが悩んでたのに何やってんだ。」とリョウは冷たい声を出した。
ナオトは店の壁に寄りかかって、
「ハヅキぃ、俺は別れたくなかったよ。」と泣き声を出した。
なんでこんなになるほど酔っ払ってるんだろう。
営業のナオトはかなりお酒に強いはずなのに。