好きだよ。~先生×生徒~
名前は–––––山田ハル、か。

いかにも当てて欲しくないって感じだな。


ああいう人を見ると、俺のミニSスイッチがオンになる。

いじりたくなるんだよなぁ…。


「それじゃ、『どうせ当てられないだろう』とか思ってのんきに外を見てる山田!」

「は!?」


フッ…声裏返ってるし(笑)


俺は山田を少しいじったあと、生徒からの質問攻めに答えていった。


その間も、山田はずっと外を見ていた––––。


なんなんだ?

俺に全く興味がないみたいだな。

珍しい…。


そんなことを考えていると、廊下側の一番前の女子が手を上げた。

藍田結芽か。


「クラス会議をしませんか?」


クラス会議…?


なんでも、みんなのあだ名を決めたいらしい。

35人もいるのにか?


「35人もいるぞ?」

「んー…じゃあ先生のあだ名を!(笑)」


は!?なんで俺!?

だが生徒たちはみんな賛成して考え始めている。


山田は………………




ついに寝てるじゃないかよ!!
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