暗闇のアリス second story [完結]
「最低でも一ヶ月、ここには来ないでお仲間を守った方がよろしくてよ。闇がもうそこまできているの。これは忠告よ。九重珠樹さん」
「は?」
「じゃあ」
大量のお金の入った紙袋をカウンターにおき
私は出口に向かう
(……言い忘れた)
後ろを振り向く
そこには困惑の瞳を浮かべる彼
「その紙、ブラックライト当ててもなにもうつりませんから」
彼の胸元に入る白い紙がカサカサとないた