空の下で
すべての仕事を終わらせて、時計を見ると6時前だった。


ちょっと心配だし、柚姫の所に行こうか。


部屋につくと、患者さんも思わずニコッとしてしまうような笑顔で診察してて、


やべぇ……ちょーかわいい……。なんて思ってしまう。


最後の診察が終わって、柚姫が背伸びをした。



「お疲れ様」


くるっと回れ右をして、


「あ!結城先生」


だって……俺はこの先やって行けるのか……かわいい……


「あ、翔でいいよ」


「あ、ありがとうございます!で、翔先生どうしたんですか?」


「いや、外来すごい慣れてるなって……」


「ありがとうございます」


「体調悪くなったら言えよ?河野から聞いたけど大丈夫?」


「大丈夫です!迷惑かけてすいません!!」


なにより元気そうでよかった……


「あと俺、一目惚れしちゃった」


あっ……しまった……。


「え?」


柚姫引いてるし……最悪じゃん何言ってんの自分……。


「あ!柚姫見っけ!」


ちらっと横を見ると、雪がいた。


まじナイス……
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