空の下で
「それより持病の事俺に言ってくれたらちょっとは対処できたのに……はじめの書類も、持病は特に無しって書いてなかったっけ?今度からは言えよ?気分悪くなったりしたらさ」


「ごめん……なさい…」


「俺一応心臓は専門だからさ」


「そう……だよね…」


ケホッケホッ……


咳がとまんないや……


「ん?風邪?」


おでこに手を付けてくれる。


「風邪かなぁ……ちょっと温かい気がする…ちょっと仕事休んで入院しない?」


「そんなに…悪いの?」


「風邪っぽいし、いざとなった時はすぐ対応できるしさ……」


「いやです……」


「んー嫌か…なら、一緒に住まない?」


「え……!?」
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