欲情プール
「……わかった。正直に話す」
そう口切られたのと同時、
少し怖くなって緊張の糸が張り詰める。
「彼女は、武生露美。
もう解ってるだろうけど、俺の婚約者で…
旦那さんの不倫相手だ」
解っていても…
明確に告げられた事実は、心にずしりとのしかかる。
「そして彼女は武生興産社長の一人娘で。
知ってると思うが武生興産は、この業界じゃかなりの力を持つ老舗の大手だ」
その社長が訪ねて来た時を思い出して…
席を外された事に納得する。
「けどワンマンで時代錯誤な経営体制から、今は経営難に陥ってる。
そこに付け込んだ親父は、そのブランド力と様々な不動産ネットワークの加入権欲しさに、この婚約話を持ち掛けて。
うちの資金力に目の眩んだ武生社長は、喜んでそれを引き受けた。
でも露美は当然。
勝手に婚約を決められたのが気に入らなくて反抗した。
今まで思い通りに生きて来たようで…
なのに今回ばかりはそうもいかず。
ますます腹を立てた露美は、婚約が破談になるような事を繰り返して。
手に負えなくなった武生社長は…
俺を気に入ってくれてた事もあって、露美の一切を委ねて来た」
そう口切られたのと同時、
少し怖くなって緊張の糸が張り詰める。
「彼女は、武生露美。
もう解ってるだろうけど、俺の婚約者で…
旦那さんの不倫相手だ」
解っていても…
明確に告げられた事実は、心にずしりとのしかかる。
「そして彼女は武生興産社長の一人娘で。
知ってると思うが武生興産は、この業界じゃかなりの力を持つ老舗の大手だ」
その社長が訪ねて来た時を思い出して…
席を外された事に納得する。
「けどワンマンで時代錯誤な経営体制から、今は経営難に陥ってる。
そこに付け込んだ親父は、そのブランド力と様々な不動産ネットワークの加入権欲しさに、この婚約話を持ち掛けて。
うちの資金力に目の眩んだ武生社長は、喜んでそれを引き受けた。
でも露美は当然。
勝手に婚約を決められたのが気に入らなくて反抗した。
今まで思い通りに生きて来たようで…
なのに今回ばかりはそうもいかず。
ますます腹を立てた露美は、婚約が破談になるような事を繰り返して。
手に負えなくなった武生社長は…
俺を気に入ってくれてた事もあって、露美の一切を委ねて来た」