欲情プール
私の策略と、専務のヤキモチ作戦は…
それなりに功を成してた訳か。

なのに。


なんでこんなに不快な気持ちになるんだろう…!



「勝手だよ…」


だって1番の決め手は…
私への愛じゃなくて、彼女に騙されてたからでしょ!?

そんなの調子良すぎるよ!



「勝手なのは解ってる!
一生許せなくても当然だよ…!
だけど…

だけど俺は!
一生かけて償っていきたいんだよっ!」


「っ…、っ聡……」



これは、待ち望んでた結末で。

断って離婚を進める程の理由なんて、どこにもなくて。




「次は…、ないからね?」


「茉歩っ…!

解ってるっ、もちろんだよ!
ごめん…!本っ当にごめんっ!

ありがとうっ、茉歩…」






人は誰でも、過ちを犯す。
大事なのは、その後どうするか。

他人なら簡単に切り捨てても。
家族だから、夫婦だから、愛があるから…
受け止めて、その成長を見守れるんじゃないかと思う。


頭でそう、言い聞かしてた。


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