君へ花を届けよう




「いーねいーね!

っと、もうこんな時間じゃん!
はやくコート行くぞ!」




「うわっ!海斗が変なこと聞いてくるからー!」




「俺のせいにするな!」




いや、俺のせいか?




俺達はそんなやりとりをしながら、コートへと向った。




俺達は、南高校に通っていてこの春から2年生となった。


涼とは幼い頃からの腐れ縁で小学生からずっとテニスをしている。





「「すみません!遅れました!」」





俺達は先輩に向かい、声をあわせて言った。







< 4 / 34 >

この作品をシェア

pagetop