好きな人の好きな人。【完】



そんな様子に先輩が吹き出す。


「ぷっ、空、顔真っ赤。

男慣れしてないのな。」


「か、からかわないでください、先輩!」


「先輩じゃなくて、しょーう。な?」

覗きこむようにして見つめてくる先輩。


心臓は爆発寸前。

鼓動の速さがリアルに伝わってくる。



先輩がケラケラと笑っていて

ふっと気を抜いていた時にはもう遅くて。




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