レンタル彼氏


「おはよう」


目の前に主任が。。。


あたしの気持ちを美奈先輩に
バレてからの主任とのあいさつ。


ちょっぴり 緊張のあたし。


「お・おはよ・ご・ざいます」


「だけ?」主任はだけ?と
あたしに言ってきた。


「だけ?だけとは?」


「お前はお礼も言えねーやつなのか!って」


「お礼?お礼?
何のことかさっぱり」


「夜中に呼び出しといて
それは ねーよな」


「呼び出した?あたしがですか?」


「覚えてねーだろーな
爆睡してたからな」


爆睡???
爆睡!!!!!
昨日の話?


主任の話によると
美奈先輩の携帯から電話があって
いきなりあたしが
「迎えにきてくださーい」と
頼んだらしい。


主任はめんどくさいと思いながらも
美奈先輩に後でグズグズと
言われるのが目に見えてわかってるから
迎えに来て美奈先輩の家に
運んだとのこと。


「えっ・・・美奈先輩」


「だって女のあたし1人じゃ
寝てるあんたを運ぶの重いし
あたしの彼に連絡したら
もう飲んでるから出られないと言うし
なら呼ぶしかないじゃん
使える人」


「お前使えるとか言うな!
こっちも暇じゃねーんだよ」


あっ デート中だったんじゃ?
朝までコース。。。
あえてそこは触れない
聞いてて悲しくなるから。


「ありがとうございました」


「お前な あまり外で飲むな!
例えば合コンとかで
あの状態になってみろ
襲われるぞ」


「いつもはあんなに飲みませんよぉ
美奈先輩とだったから
ハメを外しちゃって」


「あれ?藤堂
じゃなかった主任
心配なわけ?へぇそう
円香を心配なのね」


感心するかのように言う先輩に


「ふざけるな!
そう言うのめんどくせーから
やめろ 下手に期待されても困るし」


ガーン!!!
二日酔いの頭に
大きな岩が落ちて来た感じの衝撃。




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