黒猫と小さな世界。
いつも通りの日々。
いつも通り目を覚ます。


テレビを見た。
久しぶりだった。

そんなとき、逃げたいと思った。


テレビを消した。


不思議すぎるでしょ?
テレビのニュースを見るともうダメ。
何もやりたくなくなるの。

悲劇のヒロインかよって
言われて、傷ついて、泣いて、
そこに何が待ってるんだって。
問う人がいた。

私はなんて行ったと思う?


助けが来るかもしれない。


そういった。そう、助けて欲しかった。
ただ、寂しかった。
小さな出来事の組み合わせ。
崩れていく音。


誰かに私はここだよって言いたかった。

ここにいるからきて!って

言いたかった。


馬鹿。馬鹿。馬鹿。
今の私があの頃の自分に言えるのは
それだけ。

頑張るのが好きだった。
頑張ったらきっとむくわれるって
思って思って思って……。


たった一言で終わった。
“そう”

あぁそっか。その程度なのか。
私が頑張ってきたことは。

ああ、そっか。

……そっかっ。

涙が溢れた。うん、あー。


思い出すとか馬鹿みたい。
忘れろ忘れろ。

……今日学校行かなくていーや。

行きたくない。生きたくない。

逃げ出したい。たまにはいいよね。

どこか遠く、とおく、トオク。る


誰にも気づかれない場所へ。


行くんだ。





歩いていた。見慣れた通りをここまでは
学校に行く道と何も変わらない。
制服だった。学校の生徒も何人かいる。

学校へ行くために絶対通らなくてはいけない道を通り過ぎた。

たまに視線が痛い。


いーんだもーん。

ってなんて言い方してるんだ。
気持ち悪い……。


とっても強い風がふいた。
私はびっくりして下を向いて目を瞑った。
少しの間瞑って目を開け、下を向いたまま歩き始めた。

そこで見たのは昨日と同じ景色。
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