妖怪なんて見たくない!
「…………………この間いた、娘さんだね」
「………道元、藤、さん」
ニコニコと上品な笑顔の藤さん。
「お前は黎明に気に入られているようだね?
珍しいねぇ、あいつが人間に惹かれるなんて。
………妖怪が視えるんだね?」
「………ええ、視えます」
こう話をしている間にも、
藤さんの後ろには道元家の妖怪たちや
祓い屋たちがどんどん集まっている。
(どうしよう)
対する私たちは。
私、峰葉、燈桜、歩積の4人だけ。
相手は妖怪退治や力を使った戦いのプロ。