キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く

踏み出す1歩

私が向かった先は屋上だった。

教室に戻って、作業に取り掛かろうとすると、私の様子に気づいた夜子が屋上行ってきたら?と言ってくれた。

迷惑もかかるし…と思ったけど、さっきモヤモヤしてみんなに迷惑をかけてしまったから、少しだけ気分転換することにした。

屋上には誰もいなくて、そこには青い空が広がっていた。

私は、着ていたドレスを汚さないように座る。
何分くらいか、私は空を見上げてボーッとしてた。

そろそろ帰ろうかなって思った時に屋上の扉が開いた。

「菜美ちゃんみーっけ!」

「美桜…?」

そう言って、笑顔で歩いてきたのは美桜だった。

「どーしたの?」

「私も、気分転換しよーと思って…って言うのは嘘で、菜美ちゃんが心配だったから…」

私を心配?
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