キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
昼休み、私と夜子は美桜に呼ばれて、屋上に来ていた。
そこには、羽奏も。

「あ、あのね!」

美桜が話し始めた。

もしかして…

「な、菜美ちゃんは知ってるんだけど…私…そ、爽君のことがす、好き…で…」

美桜は、顔を赤くしている。

私も、夜子も羽奏も驚いてる。
私が、驚いているのは、美桜が友達に自分の事を話したことだ。

昔から、私にでさえ自分の気持ちを伝えることはなかった。
美桜から、爽が好きって聞いた時はダメージの方が大きくて気にしてなかったけど…
今思えば美桜が、自分の事を話すなんてすごいこと。

羽奏と夜子は、爽が好きってことに驚いているんだろうけど…いっとき黙っていた。

「み、、みっちゃん…あ、あおが好きだったの…⁉︎」

先に口を開いたのは羽奏だった。

「う、うん…」

「よかったじゃーん!」

羽奏は、美桜を祝福してる。

その姿に、少しだけの罪悪感。
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