初恋だった王子様と政略結婚


「久利須、あの週刊誌は?」

「ああ、でっち上げだ、俺をATMとしか思ってない女の戯言さ」

「じゃあこの繭さんがあの時の女の子?」

「はじめまして、助けてくれてありがとうございます、お兄ちゃん達がいないと私今ここにはいませんでしたよね?」

「いいって事よ、でなんで溺れていたの?」


「それは・・・・・姉に・・・・・」


「今回もそれだ・・・・」


「後は、楡崎家で始末してくれるさ」


「繭さん、こいつの事頼むわ」

「はい、わかりました」とにこりと微笑んだ


「「「可愛い」」」


「繭さん、こいつらに微笑む必要はないからな・・・・・・」



「え・・・・・でも」と雅臣を見上げたら、目があってしまった

そして・・・・優しくキスをされた

「「おあついことで、ごちそうさま」」



繭、もう離さないからな




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