初恋だった王子様と政略結婚


周りが見ていられないほど
落ち込んでいったかと思えば
思い出さないように仕事に没頭したり、浴びるくらいアルコールをとったり、見ていられないほど



麗奈はウキウキと

「雅臣さ~ん、今日食事に行きましょうよ」


「雅臣さ~ん今日マンションに行っておくわ」


「雅臣さ~ん、欲しいものあるの買ってちょうだい」


「繭がいなくなったのに心配しないのか?」


「あぁ繭?虫けら、ゴミ?知らないわ」


「姉だろ?」


「知らない、繭なんて要らない、ねえそれより雅臣さ~んが欲しいの」




きっとこいつが何かしたんだろうな?

こいつを監視しておかないと・・・・
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