今日もきみに夢中♥
バレてしまったら仕方ない
一体、いつからそこにいたのか。



どこから話を聞いていたのか。



考えただけで、恐ろしいよ。



「あら~、虎太郎じゃない。いるなら声かけなさいよ」



おばちゃんは、余裕だ。



あたしは…タジタジ。



「どんな話してるかと思えば…くっだらねぇ」



「あらそぉ?虎太郎のこと、芽衣ちゃんに理解してもらうためなのよ」



「余計なこと話すなよな」



ムッとして、腕組みする。



さっきの話が本当なら、今日はホントに迷惑をかけてしまったことになる。



いつもなら突っぱねてしまうけど、今はなんだか素直になれた。



「今日は…ごめんなさい。あんな姿で近づいて…綾瀬くん、驚いたよね」



「…は?あー…あぁ。強烈だったな」




「ごめんね。だから倒れたんだよね…もう、大丈夫なの?」



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