キスラバーズ
日常と非日常
休みも終わり、学校の制服に身を包んだ

鏡の前で着崩れていないかチェックする

「よし、早く美希ちゃんこないかなぁー。」

待ち遠しいなぁー

私は美希ちゃんを玄関で待った

「ごめん、ここ!」

「時間通りだよ?どうしたの?」

「こことあのイケメンが付き合ってるなんて知らなくて…その、お似合いとか言っちゃって…本当にごめん!」

「美希ちゃん、いいの。私も思ってた、新と朝比奈さんがお似合いだって、自分は邪魔だって。」

本当に思ってた

「ここ…」

「今は、新の彼女だって胸を張って言える、新は私の彼氏だもん!」

「ここ、大人になったね!」

ヒューヒューと茶化してくる美希ちゃん

「遅刻するから早く行こう!」

美希ちゃんを置いてスタスタ歩いていく

「ここ!まってよー!」

新に会うのが待ちきれなかった

でも、これが地獄の始まりだった
< 18 / 57 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop