特別なのは私だけ
「アヤってさ…本当最低だよね。」

「マミちゃん…ひどいよー。自分でもわかってるよ!」

「分かってないよ!シンくんがいい人だから普通にしてくれてるけどさ、普通の人なら話しかけられても困るよね?ふった相手に付きまとわれたら迷惑でしょ!!どうせそのうち私のことを…なんて漫画みたいなこと考えてるんでしょ?」

「か、考えてな、なないよ!」

「はいはい…いい加減シンくん離れしなさい?」

「ヴー…」

親友のマミちゃんはいつも正しい。
怖いときもある…
けど、告白する前から相談にもたくさんのってくれた。
私が失恋したときも一緒に泣いてくれた。
大好きなマミちゃん。

「フフっ」

「アヤー?笑い事じゃな!い!か!ら!」

「ち、ちがう!マミちゃん真剣に考えてるから!」

「本当かなぁ?…」

「マミちゃん!今日帰りに遊びいこ?!」

「話をそらすな!まぁ…わかった」

そう言ってマミちゃんは笑って席に戻っていった。

マミちゃんに言われた事が胸につっかえたまま私は考えないようにしていた。

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