涙色♡遠恋



……結奈Side……



私がこの雑誌編集の仕事を始めて、
2年が経つ……



チーフの突然の指令も2年も経つと、
さすがに慣れて来て居た。
それに元々、
好きな仕事だし、
やりがいもあるから♪♪
突然の指令も私は苦じゃ無かった。



入社仕立ての頃、
雑誌の仕事に付けて貰えず、
雑用ばかりの日々の事を思えば……



……私は……
今最高に幸せだ!



……ただ……
せめて1日前に、
言ってくれたらとは思うけど……



それでも上から指名が入るのは、
私の仕事がその人に認められたと言う、
事なのだか事なのだから……


……私は……
やっぱり幸せを、
感じて居た……



車の中でチーフと軽く雑談してたら、
やがて我が家に着いて居た。




『有り難とうございました!』



『……ああ……
待ってるから早く支度しろ。』



『……はい……』


家に入ると母がリビングに居た。




『……結奈……
あんた大阪ですって?』



『うんごめん!
話してる暇無いの。チーフ来てるの!』


『……あら……
じゃ挨拶して来る♪あ、結奈!
そのボストンバックに、
だいたい用意しといたから♪
足りないのだけ持って来なさい!』



『……わあお♪……ほんとに?
有り難とう♪お母さん♪』




……助かる……
これで10分は違う!
さすが母上様♪



急な指令多いからお母さんももう、
慣れたのね。笑
私は急いで部屋に入って、
支度を始めた。



< 5 / 11 >

この作品をシェア

pagetop