うっかり姫の恋 〜部屋の鍵、返してくださいっ!〜
 瑞希は片目を開けて言った。

「だって、寝てたら、なんにもしないんでしょう?」

「そりゃそう言ったけどさ。
 あっ、ちょっとっ。
 ほんとに寝ないでっ」
と横に来て、布団を引っ張ってくる。

「だって、佐藤くんが飲ませたんじゃん。
 変な薬」

「変じゃないよ。
 ちゃんと僕がいつも処方してる奴だよ。

 あまり身体に負担がかからないように強くない……

 ちょっと相楽さんっ」

 朝日の説明を聞きながら、やっぱり、そういうところちゃんとしてるな、と思いながら、少し笑ったが、朝日の言葉が途中まで聞こえて、そこから意識がなくなった。

「相楽さんってばっ、信用しすぎっ。
 っていうか、これ、復讐!?」

 なんでだ、と微かに思った気がする――。





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