恋のあまい蜜♪



“もうこれは奇跡に近いなっ!!!”なんて調子ずいて自分をベタ褒めしながら、改めて間に合ってよかったと思った。






すると…いままで張っていた緊張の糸が
ほぐれ、あたしはヘタリとその場に小さくなりながら、しゃがみこんだ。




“脱力感”と“安堵”。
鉛のようになった体を動かして、鞄の中の携帯電話を捜す、友達の悠ちゃんに電話をするために。


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