月龍姫

2の章

桜舞う4月ー

「ここかなぁ?うん!ここだ!皇桜高校!

友達100人できるかなぁ〜

いっちねんせ〜になった〜ら、、、、

ふんふんふんふんふふんふふふん

ドンッ!

何かにぶつかってしまって、その拍子に後ろに

倒れてしまった、

「いった〜イテテテテテテ、もう!だれ!?」

「あぁ?てめぇぶつかった癖にごめんの一つも

言えねーのかよ、」

「ハァ?なんで私が謝らなきゃなんないのよ!

謝るのは、そっちでしょ?そっくりそのままそ

の言葉返したるわ!」

私にぶつかってきて、勝手にキレてるやつは、

びっくりするほどキレイな顔だけど、眉間に

シワがはいって残念だなぁ、

「あぁ?なんだとコラ?」

「オイ、星、行くぞ」

「でもよ!、、」

「オイ、」

「ッチ、しゃーねーな、オイ!お前!今日の

ところは見逃してやるよ、この俺様が優しかっ

たことが不幸中の幸いだったな、ッフ」

「オイ行くぞ」

この出会いで、私の運命が

狂い始める事、この高校に来ることによって、

私の周りの人達のことを、どれだけ傷つけてし

まう事も、今の私には知る由もなかった。

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