本当の笑顔を
プロローグ
__簡単に人って裏切るよね……

『大丈夫』その言葉はいつの間にか自分を誤魔化す言葉に変わり果ててしまっていた。




どれが『本当の私』でどれが『偽りの私』なのかも、気づいた時には分からなくなってしまっていた。
すごく怖くて、でも誰にも話せなくて。




いつからこんなにも弱かったっけ?なんて嘲笑ってみたりして……


元から弱かったんだ




本当の自分はどこにいますか?





そんな声はあの空に溶けて消えた。
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