諦めない心
次の日も皮膚炎は背中に両ヒジの表は荒れていました。

痒みは日に日に酷くなり背中や両ヒジの表だけじゃなく足や太股までいき、遂には全身に皮膚炎ができ約100個以上の湿疹が出来ました。

学校も不登校状態でした。

そして、皮膚炎が酷くなっていくたびに体調にも変化してきました。

朝がシンドク、ご飯も食べる気がせずに吐き気や頭痛等が起こる時もあり紹介してくれた病院に行く日になり電車で病院に行きました。

病院がある駅まで痒みは治まらなかったので痒みを紛れさす為お母さんに喋り掛けました。

しばらく、お母さんと喋っていると乗客の目線が私の顔をジロジロ見る方もいたのが分かりました。

それもそうだ、今の状況は掻きすぎて血や汁が出てるし掻かない為にお医者さんから貰った塗り薬をガーゼに塗り太股や腕につけていたのでジロジロ見られても当たり前な事でした。

私は今の状況を見てお母さんに聞きました

「ねえ、お母さん。皮膚炎治るよね?学校も行けるよね?」と半泣きになりながら聞きました。

すると、お母さんはニコリと笑い「大丈夫。きっと治るよ!治して学校に行こうね」と言ってくれました。

そして、病院がある駅につき病院に向かいました。
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